タマネギの特徴。原産地や品種、歴史について

タマネギはネギ科ネギ属の植物で、食用には球根の部分が用いられています。日長条件により球根ができるかどうかが決まるため、地域により品種や種まきの時期を変えるという栽培方法がとられています。

産地

北海道は一大タマネギ生産地であり、全国生産量の半分以上を占めています。その後に佐賀県、兵庫県が続き、トップ3の都道府県で生産量のおよそ75%を占めています。これらの地域ではタマネギの栽培時期がうまくずれているため、スーパーや小売店では一年中タマネギを見かけることができます。

北海道では2~3月に種をまき7月以降に収穫する春まき栽培が、佐賀県など関東以南の本州地域では、9月に種まきをし、翌年の春以降に収穫する秋まき栽培がおこなわれているためです。

原産国と歴史

タマネギの野生種は発見されていないものの、原産は中央アジア地域であるとされています。人の手で長く栽培されている植物で、紀元前のエジプトでは労働者に配給されているほど身近な庶民の食べ物でした。また、ヨーロッパでは地中海沿岸に伝わった後広く栽培されるようになりました。ルーマニアをはじめとする東ヨーロッパでは辛みの強いものが、一方イタリアやフランスなどの南ヨーロッパでは甘みの強いものが栽培されるようになり、これらは16世紀にアメリカへ持ち込まれた後、様々な品種改良がおこなわれました。

日本には江戸時代にもたらされましたがあくまで観賞用にすぎず、食用として栽培されるようになったのは明治時代に入ってからでした。

種類と品種

タマネギは辛みの強いタイプと甘みの強いタイプの大きく二つに分けられます。日本では、辛みの強いタイプの栽培がさかんです。

また、タマネギの皮の色によっても分けることができ、黄褐色の黄タマネギ、白色の白タマネギ、紫色の紫タマネギの他、小タマネギやエシャロットなどもあります。

黄タマネギ類

日本でもっとも流通しているタマネギで、「普通の」タマネギと言えばこれにあたります。辛みタマネギに分類され、イエローダンバース系の札幌黄、泉州黄の改良種にあたります。加熱することで辛みが甘みに変わるという特徴があります。

真白

北海道北見地方のタマネギで、白タマネギのひとつです。名前の通り真っ白な外見をしており、辛みが少なくシャキシャキとした食感のため、生食にも向くとされています。北見地方では真白はブランド化されており、減農薬や羅臼の海洋深層水を使用するなど、こだわりぬいた方法で栽培されています。

ペコロス

直径3から4cmほどの小型のタマネギで、いわゆる小タマネギにあたります。

アーリーレッド

紫タマネギまたは赤タマネギと呼ばれるタイプで、ふつうのタマネギよりも辛みが少ないと言う特徴があります。また、水分が多くほのかな甘みもあり、生食に向きます。名前の由来でもある赤紫色の色素はアントシアニンというポリフェノールのひとつで、ブルーベリーなどにも含まれています。

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