そら豆の特徴と産地・原産地

そら豆はエジプトやトロイの遺跡からも見つかっていることから、古くから人となじみ深い野菜のひとつとされます。例えば、エジプトでは4000年も前から栽培されていたようです。その後、ユーラシア大陸東側へと伝播していったそら豆は、2000年ほど前には中国にも伝わっていました。

日本には天平時代(およそ8世紀、1250年前)に伝わったとされ、比較的古くから日本にもたらされたマメ科植物のひとつです。しかし、一般的に栽培されるようになったのは17世紀に入ってからとされ、品種、消費がどんどんと増えて行ったのは明治時代とされています。

特徴

そら豆はマメ科の植物で、旬の時期が短く、「おいしいのは三日だけ」と言われるほどに鮮度低下が早いと言う特徴があります。漢字では「蚕豆」または「空豆」と書きます。名前の由来は、サヤの内側がカイコの繭に似ていることから(蚕豆)、サヤが空をあおぐように上へとのびること(空豆または天豆・てんまめ)とされています。日本だけでなく、イタリアやフランスなどのヨーロッパでも身近な野菜です。

旬は春(3月~6月ごろ)で、大粒種、長莢種などに分けられます。大粒種はひと莢に3粒ほどの実があり、一般的な「ソラマメ」のイメージはこちらにあたります。長莢種はひと莢に5~6粒の実が入ることが特徴です。未熟なものを食用にする他、完熟したものは乾燥後、おたふく豆や煮豆として加工販売されます。

出荷の最盛期は4月から5月で、地方名として「四月豆」、「五月豆」、「雪割豆」などがあります。

産地

かつては関西以西地域の秋まき栽培が主流でした。しかし最近では、関東から東北地方でも栽培されるようになってきています。日本では鹿児島県、千葉県、茨城県などで多く栽培され、この3県での生産量は全国生産量の半分以上にもおよびます。

原産地

原産地には諸説あります。有力な仮説として、西南アジアから地中海沿岸、北アフリカ地域が原産とされています。

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