シソの特徴と産地・原産地について

シソはシソ科シソ属の植物で、さわやかで清涼な香りと縁がぎざぎざの葉が特徴です。葉が緑色のものを「青ジソ(または大葉)」、赤紫色のものを「赤ジソ」と呼んでいます。薬味のほか、梅干などの漬物、パスタやてんぷらなど幅広い料理に使われています。

シソ(青ジソ)は生のまま料理に用いられることが多い一方、赤ジソは梅干などの漬物の原料として多く利用されています。

シソのさわやかな芳香は強い防腐作用、殺菌作用を持っているため、食べ合わせの知恵もとづいて刺身などのツマとして添えられているそうです。

原産地および産地

シソの原産地は中国南部からヒマラヤにかけての東アジアとされています。

国内ではシソ(青シソ)、赤シソともに、愛知県で多く栽培されています。中でも愛知県の豊橋市、豊川市などで多く栽培されており、その他には静岡県、茨城県、大分県などでも栽培されています。

主に温室栽培で収穫されるため、周年市場に出荷されています。露地物は初夏から夏にかけて市場に並び、本来の旬は5月から8月頃とされています。

歴史

原産地と推測されている中国では古くから薬草として利用されていた植物で、日本には大陸から伝わりました。その伝来の歴史は古く、全国各地の縄文時代の遺跡から種実が出土していることから、縄文時代には日本へ伝わっていたとされています。シソの栽培が始まった時期ははっきりしていませんが、平安時代の書物には「紫蘇」と名前が記されていることから、平安時代には栽培がはじまっていたとされています。当時は薬用として咳止め薬などに使われていたとされています。また、古くはイヌエ(エゴマに似るがエゴマと異なる植物という意味)とも呼ばれていました。

漢字では「紫蘇」と書きますが、赤紫色の「赤ジソ」ではなく緑色の「シソ(別名大葉)」もあるにもかかわらず、名前に「紫」とつくのはなぜでしょうか?

紫蘇の漢字は、「食中毒で生死の境をさまよった人間に、紫のシソ葉を煎じた紫色の薬を飲ませたところ、見事によみがえった」という中国の昔話に由来しています。とはいえ、実際にシソ(青シソ、大葉)をすりつぶしても紫色にはなりませんが。

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