セロリの特徴と産地・原産地について

セロリはセリ科オランダミツバ属の植物で、独特の香りが特徴です。

セルリー、セルリ、セロリーなどとも呼ばれ、和名としては「オランダミツバ」と呼ばれています。

強い芳香がセロリ最大の特徴ですが、日本国内では香りがより弱い品種(中間種)が広く流通しています。しかし近年では、香りの強い緑色種も徐々に広まっているようです。

原産地

セロリの原産地は諸説あり、ヨーロッパ、西南アジア、およびインドではないかと推測されています。現在、セロリの祖先にあたると推定されている野生種は、ヨーロッパからインド西北部の湿地に自生しているとされています。

産地

セロリは国内では長野県、静岡県、福岡県などで多く栽培され、トップ3県で全国の7割程度を生産しています。夏から秋にかけては長野県産、冬から春は静岡県産、春から秋は日本各地から出荷されています。

セロリが日本で栽培されるまで

セロリは古くから人の手によって利用され、紀元前五世紀には薬用、臭い消しといった用途で用いられていました。古代ギリシャ、古代ローマの人々は薬用効果のあるとして、祭祀儀礼や魔除けとして利用していたとされています。

しかし栽培の歴史は浅く、16~17世紀頃にイタリア、フランスなど南ヨーロッパで食用として広まったとされています。その後、19世紀にはヨーロッパ全域、アメリカ大陸にも伝わったとされています。

セロリは文禄・慶長の役(1592~1598年)で出兵した加藤清正が日本に持ち帰ったとされることもあり、「清正人参(きよまさにんじん)」と呼ばれていました。加藤清正が持ち帰ったとされるのは「東洋種」のセロリで、「西洋種」のセロリは江戸時代のオランダ船によって持ち込まれました。しかし、持ち込まれたセロリは独特の強い香りが敬遠され、ほとんど普及しなかったと言われています。幕末や明治時代にもたびたびセロリの普及が試みられましたが、いずれの計画も強い香りによって頓挫してしまいました。

セロリが次第に普及していくのは第二次世界大戦の終了後で、食生活の欧米化にともない本格的に栽培されるようになりました。このセロリ香りが弱いとされるアメリカの品種で、昭和50年代ごろには一般的な野菜になったとされています。

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