サトイモの産地や特徴、原産地について

サトイモは食用としてなじみ深い野菜のひとつで、インドから東南アジアにかけて生活していた民族の移動とともに、世界へと広まりました。その伝播はイネよりも古く、太平洋一帯、オセアニア地域、熱帯アフリカ、スペインなどの地中海、中国など世界各地に伝わりました。日本には中国を経由し、稲作よりも昔、縄文時代に伝来したとされています。一方、縄文時代ではなく奈良時代に伝えらえたという説もあります。

サトイモは、山でとれる「ヤマイモ」に対し、里で栽培されることから「里の芋」、つまりサトイモになったといわれています。江戸時代には「イモ」と言えばサトイモのことを指しましたが、その後サツマイモやジャガイモなど他の「イモ」が普及したため、今では「イモといえばサトイモ」とは言えなくなってしまいました。

原産地

サトイモの原産地は諸説あり、一説によれば、インド、スリランカ、スマトラおよびマレー半島がサトイモのふるさととされます。しかし、インドに隣接する中国が原産地とされる説や、中国南部から東南アジアとする説もあります。現在のところ、インド東部からインドシナ半島にかけての熱帯域が原産である、という説が有力のようです。

産地

熱帯域原産の植物のため、寒冷地での栽培には向かず、北海道や東北地方では栽培が困難だといわれています。そのため、関東以南の地域で多く栽培され、日本では千葉県、埼玉県、宮崎県、栃木県、愛媛県などで多く栽培されています。

世界規模では、西アフリカ諸国(ナイジェリア、カメルーン、ガーナ)、中国などで多く栽培されています。

特徴

栽培は畑や湿地水田などで行われます。親芋に子芋、孫芋、ひ孫芋、とぽこぽことついていく愛らしい姿が特徴で、親子芋、京芋、八頭、子芋、などと呼ばれています。この姿から、子孫繁栄を表す縁起物としてお正月、行事食などに利用されてきました。

サトイモの葉柄はずいきとよばれ、こちらも食用として利用されます。

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