サトイモの種類と品種について

日本でいう“サトイモ”は海外ではタロイモに含まれます。というのも、海外では“タロイモ”とはサトイモ属の植物の総称だからです。サトイモの近縁種であるハスイモは、サトイモと異なり「イモ」の部分は食べることができませんがズイキの部分を食用とするために栽培されています。ハスイモの断面は蜂の巣状で、シャキシャキとした食感を楽しむことができます。こちらは高知県や徳島県など暖かい地方で栽培されています。また、同じく近縁種にヤマサトイモというものがあり、こちらは中国が原産で、日かげの湿潤な森林に生えるとされています。

品種

土垂(どたれ)

サトイモの代表品種で、親芋、子芋、孫芋のうち子芋と孫芋を食用にします。卵型の楕円形でやわらかく、荷崩れしにくいという特徴を持ちます。貯蔵性がよく周年出回ります。ぬめりが少なく皮がむきやすく改良された「ちば丸」などが知られます。

石川早生

8月頃から収穫される極早生品種で、「土垂」よりも小さく丸い形をしています。大阪府南河内郡石川村(現在は河南町)で生まれたため、この名前がついたとされています。皮つきのまま蒸す「きぬかつぎ」では石川早生がよく用いられます。

セレベス

名前の通りインドネシアのセレベス島(現在はスラウェシ島)から伝わったとされるサトイモで、芽が赤いのが特徴です。親芋、子芋を食用にし、ぬめりが少なくほっくりした食感が特徴です。早いものでは9月中旬から1月頃まで出荷されます。

八頭

粘土をかためたような独特な見た目が特徴で、流通している量が少ない希少で高価なサトイモです。子芋が分球しないため、親芋と子芋がひとつにまとまり、それが「頭が八つ固まって見える」ことから「やつがしら」と呼ばれています。千葉県や茨城県など、関東を中心に栽培されています。縁起物で、おせち料理向けに年末いっきに出荷される季節ものでもあります。

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