ナスの特徴について。原産地と歴史から見る種類や品種

ナスはナス目ナス科の植物で、代表的な夏野菜のひとつです。日本では古くから親しまれている野菜で多くの品種が存在し、地域の伝統野菜として有名のものもあります。

ナス田楽や煮びたしなどの和食、マーボーナスなどの中華、そしてナスとトマトのグラタンなど洋食と、幅広い料理に利用されている野菜でもあります。

原産国と歴史

ナスの原産国は諸説あるものの、インドが有力とされています。ビルマ(現在のミャンマー)、中国を経由し、日本には奈良時代に伝来しました。つまり、日本では千年以上も古くから栽培されてきた野菜であると言うことができます。奈良時代にはナスの粕漬けが身分の高い人々への進物とされていたように、当時のナスは貴重品で、庶民はほとんど口にすることができませんでした。日本では江戸時代頃から広く栽培されるようになり、庶民にとってなじみ深い野菜のひとつへと変わっていきました。

ナスの名前の由来はいくつか知られており、「早く実を成す」が語源であるという説のほか、夏に実がなるから「夏実」とされ、それがなまって「なすび」となり、平安時代の女房言葉で「なす」と変化して現代に伝わった、などがあります。

英語ではEggplantsと呼ばれ、丸ナスがつるりとした卵型をしていることが理由のようです。

特徴

ナスは夏野菜の代表的な野菜の一つ。インド原産と言われ高温多湿で水を好むことから日本の気候によく合います。初心者向けの育てやすい野菜で、種まきからでも苗からでも育てることができます。収穫時期は7月ごろから秋までと長いため、きちんと世話をすれば長く楽しむことができます。

種類と品種

日本で古くから栽培されているためか、国内には180品種ものナスが存在するとされています。ちなみに、世界で見れば1000品種を超えるとも言われているのですから、いかにナスが各国で根付いているかを物語りますね。

長ナス

20㎝前後の細長いナスの総称で、各種苗メーカーから様々な品種が誕生しています。

米ナス

アメリカのブラックビューティーという品種を日本で改良したものとされています。長ナスや小ナスと異なり、ヘタの部分が紫色ではなく緑色をしています。

加茂なす

京都市北区上賀茂で古くから栽培されてきた丸ナスのひとつで、「京の伝統野菜」に認定されています。デリケートな品種で、とても栽培の手間がかかることでも知られています。

白長ナス「味しらかわ」

ヘタが緑色で、果実が全体的に白色の長ナスです。実は細くソーセージのような見た目をしています。一般的なナスと異なり、紫色が出ないため、色素を出さず白く仕上げたいナス料理に向いています。

カプリス(イタリアナス)

イタリア原産のナスで、果実は紫色に細く白い縦線がまだらに入るという特徴があります。また、ヘタの部分は米ナスと同じく緑色をしています。

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