水菜の特徴。種類や品種~原産地や歴史について

シャキシャキとした歯ごたえが特徴の水菜は、古くから京都で栽培されてきたため「京菜」とも呼ばれています。最近は水耕栽培で栽培された水菜が出回っているため、周年スーパーで並んでいる姿を目にすることができますが、本来の旬は冬から春にかけてであり、ピークは3月から5月頃とされてきました。

特徴

葉先の切れ込みが深く、葉柄が長い細長いのが特徴です。葉の形がヒイラギに似ているため、「柊菜」、京都で栽培されていたことから「京菜」と言う別名があります。京都では古くから栽培されていたため、関西ではそれなりに知られていましたが、関東では2000年代に入ってから知名度が上がった比較的新しい野菜として扱われています。

茨城県、福岡県、埼玉県、京都府などで多く栽培されており、この4都道府県で全国の半分以上を生産しています。

原産国と歴史

水菜は京都が原産とされるアブラナ科の野菜で、寒さに強く、壬生菜と並ぶ京都の伝統野菜のひとつとされています。京都では平安時代から栽培されており、江戸時代には「京都の珍味」として紹介されるなど、京野菜のひとつとして古くから知られていました。従来の水菜は1株3~4kgとオオ株で、葉は今よりも固く鍋物や漬物での利用が一般的でした。しかし昭和後期に品種改良がおこなわれた結果、食感の良さをいかしつつサラダにも使えるやわらかさをもった、古株の水菜が誕生しました。

水菜の名前の由来は諸説あり、「肥料を用いることなく畑の畝(うね)に水を引くだけで栽培する」ことに由来するというものや、「茎が軟弱で水分が多い」ことに由来するという説もあります。

種類と品種

水菜はさかんに品種改良がおこなわれており、近年一般的となったもの以外にも多くの種類が知られています。

サラダ水菜

現在流通している一般的な水菜よりも古株で白い柄の部分が短く、青々とした葉の部分が多くサラダに適した水菜のこと。タキイ種苗などでサラダに適した品種として「京みぞれ」などを販売しています。

広茎京菜

一般的な水菜よりも茎に幅と厚みがあり、葉もしっかりとしていてまさにヒイラギのような形をしているものです。こちらは一般的な水菜(関西方面で栽培)と異なり、関東方面で栽培されていた系統とされます。生食には不向きで、加熱調理に向いています。主に露地栽培で12月から2月頃に収穫されますが、最近の流通量は激減しています。

赤水菜

大きさや葉の形、茎の太さは一般的な水菜とほぼ同じであるものの、茎が鮮やかな紫色をした水菜です。ちなみに、葉は緑色です。色を生かしたサラダや浅漬けにすると美しい色を楽しむことができます。

紫水菜

京野菜として販売されており、赤水菜とは逆で茎は緑色をしていますが、アントシアニンを含んでいるため、葉は紫色をしています。一般的な水菜よりも葉や茎が太めでしっかりとしており、色を生かしたサラダや浅漬けに用いられています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です