白菜の歴史と特徴、産地や原産地などについて

鍋のおともに、漬物においしい白菜は、やわらかでクセがなく人気の野菜のひとつです。白菜はアブラナ科アブラナ属に属し、同じアブラナ科の仲間にダイコンやキャベツがあります。

産地と特徴

白菜の生産量は茨城県、長野県、北海道の順に多く、特に茨城県、長野県の生産量の合計で全国の6割弱を生産しています。一般の流通する白菜はほとんど露地物のため、ほぼ秋から冬にかけてのみ店頭に並びます。

3キログラムほどと大きく育つ白菜ですが、小型の「ミニ白菜」などの場合は家庭用のプランターでも育てることができますが、あまり初心者向けの野菜ではありません。種は春に蒔く場合と秋に蒔く場合があり、もし種から育てる場合はより簡単な秋蒔きがおすすめです。

原産国と歴史

白菜の祖先は地中海地方原産ですが、現在の白菜の大元が発達したのは中国東北部であるとされています。7世紀頃に白菜の原型が誕生しましたが、当時の白菜は現在のように丸くならないタイプでした。現在のように葉が丸まり結球するタイプの白菜が生まれたのは16から18世紀頃と言われています。

日本には江戸時代の末期に渡ってきましたが、本格的に栽培されるようになったのは明治時代の日清・日露戦争以後でした。その頃はきれいに丸まった白菜をつくるのは非常に難しく、栽培も細々としたものでした。しかし宮城県や愛知県で品種改良がなされた結果、「より葉が巻きやすく結球する品種」をつくり出すことができました。

そのため、大正から昭和にかけて、全国で栽培される野菜の仲間入りを果たすことができたのです。

種類と品種

白菜は形により円筒型(もっとも一般的)、砲弾型、長円筒型、またサイズの異なるミニ白菜や、色の異なるオレンジ白菜、紫白菜などがあります。

円筒型

最も一般的な白菜で、重さは2から4㎏ほどです。葉の上部はよく重なり、葉の色は黄緑色から黄色をしています。

長円筒型

縦長の細長い形をしていて、長さは40から50cmほどです。重さは2から3㎏、重い場合5kg程度にまで成長します。その形から「たけのこ白菜」とも呼ばれています。葉はやや硬めで、荷崩れしにくいという特徴があります。

ミニ白菜

主に1㎏程度のサイズで、使い切りサイズであることから最近人気が高まっています。主な品種は「お黄にいり」や「黄味小町」です。

オレンジ白菜

外葉は緑色ですが、内側の葉はオレンジ色のもので、「オレンジクイーン」という品種が有名です。一般的な白菜よりも甘みが強いとされています。

山東菜(さんとうな)

葉先が広がるタイプの白菜の品種で、3から6㎏と白菜よりも大型に育ちます。肉厚でやわらかい葉が特徴で、小型のうちに収穫したものは「べか菜」と呼ばれます。

紫白菜

アントシアニンという色素を含んでいるため、葉の色が紫色の白菜です。大きさは1。5から2㎏と、白菜よりやや小型です。葉がやわらかくサラダにも使うことができます。「紫奏子」という品種が知られています。

 

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