パクチーの特徴や産地について

葉や茎をハーブ、種をスパイスとして使う野菜です。英語ではコリアンダー、タイ語ではパクチー、中国では香菜(シャンサイ)と呼ばれていますが、すべて同じ植物をさします。

日本ではときに「中国パセリ」などとも呼ばれますが、タイ料理、ベトナム料理などのエスニック料理ブームの影響か、「パクチー」と呼ばれることが多いようです。

とてもクセの強い香りが特徴で、人により好き嫌いがはっきりと分かれると言われています。この特徴的な香りは一部の人から「カメムシの匂いとにている」と言われますが、実は「コリアンダー」という名前は古代ギリシアで「カメムシ」を指す“koris”と香りの強いアニスの実“annon”を組み合わせた言葉から来ているそうです。

一方、熟した実には柑橘類と似た香りがあり、スパイスやお菓子の香りづけに使われます。

歴史

ここ数年で抜群に知名度をあげたパクチーですが、意外にも日本には10世紀前後に、地中海沿岸からシルクロードを経由して中国から伝わっていたことが知られています。当時は現在のように食用ではなく、医療目的や薬草として用いられていました。しかし、香りが独特で強いことから、当時の日本人には好まれず、ほとんど普及していませんでした。最近ではマスメディアにとりあげられ、その効能が注目されたこと、エスニック料理ブーム、その独特の香りが逆に魅力的とされたこと、などにより一躍人気者に躍り出ました。

原産地

地中海東部、または西アジアが原産とされるセリ科の野菜で、ハーブ、スパイスとして利用されています。日本国内でも栽培されており、特に静岡県、岡山県が「パクチー生産の横綱」として知られています。静岡県では特産のメロンの転作としてパクチー栽培が盛んで、メロンの温室を利用して生産されています。主な消費地は首都圏で、業務用として出荷されるそうです。

また、岡山県岡山市北区の玉柏・牟佐地区では、香りがマイルドで日本人好みの味の「岡山マイルドパクチー」の栽培が盛んで、年間生産量は25トン、その約7割が東京都などの首都圏で消費されています。

 

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